国境の南、太陽の西

島本さんがね、ハジメの元から消えてしまったのは、ハジメが有紀子のことが好きだからだと思う。ハジメはすべてを捨てて島本さんを取るって言ったけど、島本さんはハジメの家族のことを思ったんだろうね。でもさ、セックスしてさ、明日になったら今まで秘密にしていたことを教えるって言われたのに、起きたら消えていて、永遠のお別れなんてないよ。気が狂うよ。起きたらお別れって『羊をめぐる冒険』でもあった。その女性は『ダンス・ダンス・ダンス』で一瞬現れたはずだけど。村上さんはこういうの好きなのかな?

話が逸れた。その後高校時代の彼女のイズミが現れるのなんてホラーだよ。死んだような顔してタクシーからハジメを見てたんだよ。イズミの人生はハジメによって壊されたのかな?イズミのいとこのお姉さんとハジメがセックスしまくったってショックだよね。ハジメの言い分もわかるような気はするけど、そんなの通じないよ。イズミも島本さんも労働はしていないようだし、どうやって生活していたのか謎だ。そんなの小説だからいいんだけどさ。でも心に大きな闇があると死に向かっていくんだろうな。死が近い。でも自然なことだよな。生命力のないものは死ぬ。自然だよな。死ぬことは悪くないよ。いつか死ぬんだもん。

でもさ、思い残すことがあるならさ、生きてみよう。その思いに向かって生きてみよう。後はいろいろ悩むな。生きたくなくなるから。ただ進めよ。

国境の南、太陽の西』を読んで思ったことを殴り書きのような形で。